Windows10にKerasをインストールする
概要
初心者でも扱いやすいPythonのディープラーニング用ライブラリとしてkerasがあります。
今回はWindows10上に構築したpythonの仮想環境にこのKerasをインストールする方法について紹介します。
環境
- Windows10
- python3.8(Anaconda不使用)
- venvによる仮想環境
以下の記事で作成した環境になります。
Kerasに関する理解
Kerasの公式サイトでは以下の説明がされています。
Kerasは,Pythonで書かれた,TensorFlowまたはCNTK,Theano上で実行可能な高水準のニューラルネットワークライブラリです. Kerasは,迅速な実験を可能にすることに重点を置いて開発されました.
https://keras.io/ja/#keras
私は「バックエンドをTensorFlowとしているニューラルネットワークで使用しやすいAPI」という少々強引な理解をしています。
公式サイトではバックエンドをTnsorFlow, CNTK, Theanoの中でもTensorFlowを推奨している様子でしたのでTensorFlowをインストールしてからKerasをインストールしていきます。
Step1 : TensorFlowのインストール
公式にあるTensorFlowのpipインストール説明に従ってインストールを行います。個人的に、まずは公式サイトを見てトライする、という姿勢が大事だと思ってます。
pipのアップグレード
pipのアップグレードをしておきます。
pip install --upgrade pip
私の環境では20.3.3から21.0.1に上がりました。
TensorFlowのインストール
pip install --upgrade tensorflow
以上でTensorFlowのインストールは完了です。なお、公式ではインストールの確認として以下のコマンドも載っていました。
python -c "import tensorflow as tf;print(tf.reduce_sum(tf.random.normal([1000, 1000])))"
Step2 : Kerasのインストール
Kerasも公式に従い実施します。といってもTensorFlowをインストールした後にpipするだけです。
pip install keras
インストールが完了するとユーザプロファイル配下に.kerasフォルダが作成されます。(フォルダ内にはkeras.jsonが入ってます。)
Step3 : importして確認
最後にjupyterからkerasをimportして確認します。
import keras
以上で終了です。
次回はkerasを実際に使っていろいろと試していきたいと思います。
1件の返信
[…] Windows10にKerasをインストール […]