Windows11でスリープモードにすると電源が落ちる事象について
事象
使用しているノート端末でスリープモードにして放置しているといつの間にか電源が落ちている。電源ボタンから電源を入れなおすと以下のメッセージのブルースクリーンが表示される。
回復
Windowsが正しく読み込まれませんでした。
…
[詳しい修復オプションを表示する] [PCを再起動する][PCを再起動する]を選択するとWindows11は通常通り立ち上がるが、スリープ時に作業していた情報は失われておりブラウザやエクセルなどを立ち上げると「復元する」のオプションが出てくる状況。スリープするとほぼ毎回発生する。
発生環境
端末:Dell G15 5530
OS:Windows11 Home
CPU:13世代 Intel Core i7-13650HX
メモリ:16GB
対処1
コントロールパネル > ハードウェアとサウンド > 電源オプション の[電源ボタンの定義とパスワード保護の有効化]の設定画面から高速スタートアップを有効にする(推奨)のチェックを外した。その結果、スリープ時に電源が落ちる事象は相変わらず発生するものの、その後の電源ON後のブルースクリーンは発生しなくなった。
対処2
Intel Management Engine Interfaceの設定見直し
デバイスマネージャ > Intel(R) Management Engine Interface #1のプロパティで [電源の管理]タブから
「電源の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」を無効化した。
結果は効果がなく相変わらずスリープ後に電源が落ちてしまう事象が発生した。
処置3
BIOSアップデート
DellのサイトからBIOSの更新を実施
Support for Dell G15 5510 | Drivers & Downloads | Dell US
BIOS Dell G15 5530およびG16 システムBIOSのバージョン1.20.0からバージョン1.21.1に更新を実施
この結果も効果がなく結局スリープに電源が落ちる不具合は再発した。
暫定処置
どのみち電源が落ちてしまうので、スリープモードは使用せず、代わりに休止状態を使うようにした。
今後
スリープから電源が勝手に落ちてしまう不具合の根本的な対策はできておらず不便さは解消していないため引き続き根本原因を調べたいと思います。