【解決済み】Windows11でスリープモードにすると電源が落ちる事象について
2025/3/5追記
ようやく原因が判明したため、原因と対処方法について追記しています。
結論としては NVIDIAのGPUドライバが原因でした。
事象
使用しているノート端末でスリープモードにして放置しているといつの間にか電源が落ちている。電源ボタンから電源を入れなおすと以下のメッセージのブルースクリーンが表示される。
回復
Windowsが正しく読み込まれませんでした。
…
[詳しい修復オプションを表示する] [PCを再起動する][PCを再起動する]を選択するとWindows11は通常通り立ち上がるが、スリープ時に作業していた情報は失われておりブラウザやエクセルなどを立ち上げると「復元する」のオプションが出てくる状況。スリープするとほぼ毎回発生する。
発生環境
端末:Dell G15 5530
OS:Windows11 Home
CPU:13世代 Intel Core i7-13650HX
メモリ:16GB
対処1
コントロールパネル > ハードウェアとサウンド > 電源オプション の[電源ボタンの定義とパスワード保護の有効化]の設定画面から高速スタートアップを有効にする(推奨)のチェックを外した。その結果、スリープ時に電源が落ちる事象は相変わらず発生するものの、その後の電源ON後のブルースクリーンは発生しなくなった。

対処2
Intel Management Engine Interfaceの設定見直し
デバイスマネージャ > Intel(R) Management Engine Interface #1のプロパティで [電源の管理]タブから
「電源の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」を無効化した。

結果は効果がなく相変わらずスリープ後に電源が落ちてしまう事象が発生した。
処置3
BIOSアップデート
DellのサイトからBIOSの更新を実施
Support for Dell G15 5510 | Drivers & Downloads | Dell US
BIOS Dell G15 5530およびG16 システムBIOSのバージョン1.20.0からバージョン1.21.1に更新を実施
この結果も効果がなく結局スリープに電源が落ちる不具合は再発した。
暫定処置
どのみち電源が落ちてしまうので、スリープモードは使用せず、代わりに休止状態を使うようにした。
2025/3/5 追記 休止状態を使用しても電源が落ちてしまう事象があったことが判明
今後
スリープから電源が勝手に落ちてしまう不具合の根本的な対策はできておらず不便さは解消していないため引き続き根本原因を調べたいと思います。
2025/3/25追記分
最終的な原因
その後Dell Support Assistanceでエラーログを確認したところ、OS起動時に以下のエラーが出ていることが判明した。
バグチェックコード : 0x00000113
バグチェックパラメーター :
0x0000000000000019
0x0000000000000002
0x00000000000010de
0x00000000000025ec
デバイス名: Watchdog Driver
ドライバーバージョン: 10.0.26100.1882
ドライバーパス: C:\WINDOWS\System32\drivers\watchdog.sys
ネットで調べたところ、GPUのドライバとOSの相性の問題がありそうということが分かった。
NVIDIAのツールでドライバを確認したところ以下であった。
GeForce Game Ready ドライバー:バージョン561.03

最新のバージョンを確認したところ572.60が利用可能であることがわかった。
かなりバージョンに差が出ていた。
ドライバーを更新した。

結果治った
この状態でスリープモードにして放置しても全く電源が落ちなくなり、起動時のブルースクリーンもなくなった。BIOSのクイックチェックなどもしてハードウェア的なトラブルも見つからなかったため、やはりNVIDIAドライバが悪さをして不安定な挙動になっていた模様。
感想
ちゃんとツールでログを確認して原因推定していかないといけないよね、ということが身に沁みました。スリープモードが使えないだけで結構不便ということも改めてわかりました・・・