IT Learning

実践形式でITのお勉強

ディープラーニング

Windows10にKerasをインストールする

投稿日:2021年2月21日 更新日:

概要

初心者でも扱いやすいPythonのディープラーニング用ライブラリとしてkerasがあります。

今回はWindows10上に構築したpythonの仮想環境にこのKerasをインストールする方法について紹介します。

環境

  • Windows10
  • python3.8(Anaconda不使用)
  • venvによる仮想環境

以下の記事で作成した環境になります。

Kerasに関する理解

Kerasの公式サイトでは以下の説明がされています。

Kerasは,Pythonで書かれた,TensorFlowまたはCNTKTheano上で実行可能な高水準のニューラルネットワークライブラリです. Kerasは,迅速な実験を可能にすることに重点を置いて開発されました. 

https://keras.io/ja/#keras

私は「バックエンドをTensorFlowとしているニューラルネットワークで使用しやすいAPI」という少々強引な理解をしています。

公式サイトではバックエンドをTnsorFlow, CNTK, Theanoの中でもTensorFlowを推奨している様子でしたのでTensorFlowをインストールしてからKerasをインストールしていきます。

Step1 : TensorFlowのインストール

公式にあるTensorFlowのpipインストール説明に従ってインストールを行います。個人的に、まずは公式サイトを見てトライする、という姿勢が大事だと思ってます。

pipのアップグレード

pipのアップグレードをしておきます。

pip install --upgrade pip

私の環境では20.3.3から21.0.1に上がりました。

TensorFlowのインストール

pip install --upgrade tensorflow

以上でTensorFlowのインストールは完了です。なお、公式ではインストールの確認として以下のコマンドも載っていました。

python -c "import tensorflow as tf;print(tf.reduce_sum(tf.random.normal([1000, 1000])))"

Step2 : Kerasのインストール

Kerasも公式に従い実施します。といってもTensorFlowをインストールした後にpipするだけです。

pip install keras

インストールが完了するとユーザプロファイル配下に.kerasフォルダが作成されます。(フォルダ内にはkeras.jsonが入ってます。)

Step3 : importして確認

最後にjupyterからkerasをimportして確認します。

import keras

以上で終了です。

次回はkerasを実際に使っていろいろと試していきたいと思います。

Related

-ディープラーニング
-

執筆者:


KerasからMNISTを取得して白黒表示するまで – IT Learning へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です