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【Python】WindowsでPython+JupyterLab環境の構築

投稿日:2021年1月4日 更新日:

概要

PythonとJupyterを使用したい場合、Anacondaを使用するという選択肢がありますが、不注意でAnacondaの環境が壊れた経験から使うのが少し億劫になりました。また、使用しないパッケージも多いのに容量を食い過ぎることも気になっていました。

ということで、Python+Jupyterの環境を別途作ることにしたのでその過程をメモします。

実施環境

  • windows10
  • python3.8.7

[2021/11/24 追記]

以下の環境でも同じ方法で動作することが確認できました。

  • Windows11 21H2
  • python3.8.10

Step1 : Pythonのインストール

python.org(https://www.python.org/)のサイトからWindowsのPythonインストーラをダウンロードします。

ダウンロードしたインストーラ(exe)を起動します。

[Add Python 3.8 to PATH]にチェックを入れ、[Install Now]をクリックします。

※環境変数にパスを追加しない場合は[Add Python 3.8 to PATH]のチェックは不要です。

Install Nowをクリック後にインストールが始まります。

完了したら[Close]を押します。

なお、[Disable path length Limit]はWindowsのパス文字数制限を解除している場合にPython側も対応させる場合には設定すると良いようですが、今回は特にその要求は無いので気にせずCloseします。

コマンドプロンプトを立ち上げて以下のコマンドでインストールできているか確認します。

python --version

Python 3.8.7

指定のバージョンが出てこれば無事インストール完了です。

Step2 : 仮想環境(venv)の構築

後々環境を作り直しやすいように仮想環境を作成します。

以下のコマンドで仮想環境を作成します。特定の場所に作成したい場合はcdコマンドでディレクトリを移動してから実行してください。

python -m venv .venv

デフォルトで実行するとユーザプロファイルのHOMEディレクトリに以下のように.venvフォルダが出来上がります。(UserNameはユーザ名)

C:\Users\UserName\.venv

以上で仮想環境の作成は完了です。

Step3 : JupyterLabの構築

次に仮想環境上にJupyterLab環境を構築していきます。

まず、activateコマンドで仮想環境を立ち上げます。activate実行ファイルは.venv内のScriptフォルダにあります。

cd C:\Users\UserName\.venv\Scripts
activate

立ち上げると以下のように仮想環境に移動した状態になります。

(.venv) C:\Users\UserName.venv\Scripts>

この状態でJupyterLabをpipコマンドによってインストールします。

pip install jupyterlab

最後に別でコマンドプロンプトを立ち上げ、以下のコマンドからJupyterLabを立ち上げて確認します。

cd C:\Users\UserName\.venv\Scripts
jupyter-lab

ブラウザが起動しJupyterLabのLauncher画面が現れれば成功です。

以上

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